(3)【フランス名作】Goodbye Emmanuelle Ⅲ さようならエマヌエル夫人　1977

説明

(3)【フランス名作】Goodbye Emmanuelle Ⅲ さようならエマヌエル夫人　1977

エマニュエルと建築家である夫は、セーシェルで道徳観にとらわれない生活を続けている。しかし、彼女と映画監督との気軽な浮気が真剣な関係に発展し始めたとき、夫は非常に伝統的な嫉妬の兆候を見せる

監督
フランソワ・レテリエ
脚本家
モニーク・ランジュ
フランソワ・レテリエ
エマニュエル・アルサン
出演者
シルヴィア・クリステル
ウンベルト・オルシーニ
ジャン＝ピエール・ブーヴィエ

トリビア
シルヴィア・クリステルが主演し、『エマニエル7階建ての恋』 (1993年) までエマニエル役を演じた公式『エマニエル』シリーズの最終作。
クリステルは『エマニエルIV (1984年)』の冒頭でエマニエル役を短期間演じただけで、『エマニエルV (1987年)』と『エマニエルVI (1988年)』には一切出演していない。

間違いメインタイトルカードの裏の著作権表示に、西暦をローマ数字でMCMLXVII（1967年）と記載している。
正しくは（1977年）MCMLXXVIIである。
関連項目『Dusk to Dawn Drive-In Trash-o-Rama Show Vol. 3』（1996年）に登場。
サウンドトラックグッバイ・エマニュエル
音楽：セルジュ・ゲンズブール、ジャン＝ピエール・サバル
作詞：セルジュ・ゲンズブール
演奏：セルジュ・ゲンズブール
(1)
私がEMMANUELLEシリーズ（公式作品および非公式作品）の楽しい思い出を大切にしてきたのは、私が生まれ育ったベルギーでハードコアポルノが合法的に入手可能になる前の映画鑑賞時代のことでした。
残念ながら、この第3作はストーリーは陳腐で、第2作のラストから間延びした感じで始まり、エマニュエルとジャンが共有するオープンな結婚生活におけるさらなる試練と苦難が描かれています。
セーシェルの美しい写真を見ると、次の夏休みが待ち遠しくなるが、セルジュ・ゲンズブールが繰り返し使用したサウンドトラックは、2曲（数えてみよう！）のテーマ曲を延々と繰り返したもので、映画の半分まで見ると、手近にあるものをテレビに投げつけたくなるだろう。
ありがたいことに、タイトルロールのオランダの女神シルヴィア・クリステルは健在で、すでに露出度の高い衣装を、さらなる要求に応じて脱ぎ捨てていた。私が今でも深夜テレビでこの番組が放送されると必ず見てしまうのは、彼女のおかげだ。それに、残念ながら年月を経て美しさが失われ、おそらくは失業したために自ら命を絶った故オルガ・ジョルジュ＝ピコの、魅力的な露出度の少ない姿も見られる。そして、カトリーヌ・ブレイヤの『真性女性』で主役を演じたシャーロット・アレクサンドラもだ。
完全主義者でない限り（その場合は、私と同じくらい専門家の助けが必要かもしれません）、オリジナルと、その最初の続編である『艶やかなる女』、またはパート4（**膜再生手術が医療行為として可能になるずっと前にブラジルで**膜再生手術を扱った作品）、パート6（ジャン・ロラン脚本の作品で、かなりぶっ飛んだ展開になることが予想される）、または、クリステルが修道女に扮装して復帰した、つかみどころのない仮想現実をテーマにしたパート7（ 『黒いエマニエル』のローラ・ゲシガーがジュゼッペ・ヴァリ監督の『シスター・エマニエル』で演じた同様の茶番劇にインスパイアされたのかもしれません。映画の忘れられないラストシーンのために！
(2)
この映画は、1970年代のフランス映画『エマニュエル』シリーズの中で最も人気のない作品であると思われる。
なぜなら、間違いなく最もエロティックではないからだ。セックスシーンはどれもかなり短く、おとなしい（特にその直前の作品『エマニュエル2』と比較すると）。最初の続編では実際に魅力的に見えたシルヴィア・クリステルだが、今作ではまたもや、おてんばで超ヨーロッパ的な外見に戻っている。一方、脇を固める女性キャストは、ローラ・ゲムサーやカトリーヌ・リヴェ（『インモラル・テイルズ』の豊満なシャルロット・アレクサンドラも登場するが、ほとんど使い捨てのような数シーンで出番はほとんどない）と比較すると見劣りする。率直に言って、この映画で最もセクシーなのは、女優であり歌手でもあるジェーン・バーキンのキャッチーな主題歌の歌声（夫であるセルジュ・ゲンズブールとのデュエット）だが、彼女は実際には映画には登場しない。
その一方で、この映画は「エマニュエル」シリーズの中で唯一、現実味のある作品であるとも言えるでしょう。
この映画では、エマニュエルは、無骨で飽きっぽい夫に嫌気がさし、また、夫が自分の楽しみのために彼女を他の男性とスワッピングやスウィング・アフェアに巻き込むことにも嫌気がさしています。彼女は、以前3人で関係を持った若い黒人女性が、無知で嫉妬深い夫に殴られた後、彼女の目の前で倒れているのを見て驚愕し、自分の夫が最近口説こうとしていたブロンドの女性を、つまらなくて魅力のない女性だと感じる。彼女は若い映画監督と不倫関係になり、実際に恋に落ちる。嫉妬心が頭をもたげ、夫にその関係がばれ、関係を妨害しようとする。結末は明かさないが、タイトルから想像できるだろう。
このような現実の、そして時に憂鬱な問題をリアルに扱ったポルノ映画は珍しい（無謀だという人もいる）。ある意味で、この映画は60年代と70年代の「自由な愛」の時代の終わりを告げるものでもある。この映画が『ラストタンゴ・イン・パリ』のような作品と比較して優れているとか、深刻であるというわけではないが、このシリーズとしては...。セックスを少し現実的なものに置き換えてもいいなら、見る価値はある。

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エマヌエル夫人1

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エマヌエル夫人2